gunjou's blog

gunjouが部活のアドカレのために急遽立ち上げたブログです。

令和5年度 筑波大学情報学群情報メディア創成学類 編入体験記(合格)

合格しました💮

 

この度筑波大学情報学群編入学試験に合格しました。

 

僕自身も体験記にかなりお世話になったので記録を残しておきたいと思います。

 

なんかMarkDownが使えなくなってるので記事が色々とへたくそです。ごめんなさい。

 

質問大歓迎です!Twitter(https://twitter.com/hagukipain)まで!


ただ時間が経つと曖昧な回答しかできなくなるかもしれませんご了承ください。

 

※8/18日追記

この記事が将来読まれることを考えて文章を大幅に校正し、見やすくしました。

 

ご飯の写真も追加しました。

 

あと赤の他人の虎太郎くんも受かっていたことを知っていましたがこのことを書こう書こうと思って1ヶ月近く経過していました。

 

たまに㍂と草しか言わなくなってイラッときますが悪いやつです。仲良くしてやってください。

kotarosakata.hatenablog.com

スペック

久留米高専制御情報工学
TOEIC:680点
席次:1〜3年 25から31の間を行ったり来たり。
  :4年 21番

 

※あまりにも席次がクソ雑魚なので言い訳補足させてもらうと、久留米高専は進学多めの高専なので席次争いが結構苛烈です。ちなみに僕のクラス(40人ぐらい)は進学7割でした。

あと久留米高専には仮進級なんて制度がないので第二外国語以外で1単位でも落としたら留年です。高専の中でも結構キツい方なんじゃないかと思ってます。

 

↑これは本当に言い訳です。

----自分語り注意----

昔から早起きとコツコツ努力するのが本当に苦手で中学校でもテストの点数は高いのに課題を出さないのと態度が悪いのとで内申点は30点ぐらいでした。課題出さないのに無双してる俺カッケーみたいな厨二病ではなく(ちょっとあったかもしれないけど)ただ無気力なだけです。

高専でも全く治らなくて、毎年留年スレスレの出席数でなんとか進級し、これを書いてる今も明日までに受験直前で出してなかった実験レポート5個を仕上げないと留年します。入試終わって1ヶ月ぐらい猶予があったのにこの体たらくです。

ただ高専も大学も成績関係なし(多少はあるかもしれないけど)の一発勝負で受かってきてるのでこういう生き方です。キツいイキリ自分語りは以上です。

----自分語り終了----

 

TOEICについてですが同期の方々の体験記を読んだ感じ全員730超えてます。730でスタートラインぐらいに考えておいた方がいいです。

 

弊学の先輩の体験記とか読んだ感じ600ぐらいあればいいなんて書かれてたんですがレベル高くない??????

 

ちなみに僕の680点だと93.150685...となるので仮に小数点以下切り捨てだとして93点です。この時点で周りと7点差がついていて、他に数学と情報の2教科しかないのでこの差は非常に大きいです。数学と情報に絶対的な自信がない人以外やめておいた方がいいです。

 

併願

専攻科前期落ちました。

 

弊学科の准教授曰く、専攻科落ちて筑波受かった人は見たことないらしいです。

 

弊学の専攻科は500点満点中200点が内申点TOEIC、専門、数学が100点ずつです。

 

頑張って数学と専門の筆記で周りと30点差ぐらいつけても内申点カスだと余裕で落ちます。

 

専門は微妙でしたが数学は全部解いて2部分点の体感8.5割取れてました。TOEICは約95点。かなしいね。

 

専攻科も筑波も落ちたら他大学の2次募集受けようと思ってました。

編入に至った経緯

親が高専の専攻科出身で、大卒資格は取った方がいいと言われていたのでちゃんと学士を取りに行くことにしました。

 

ちょうど僕らの代から九州高 |専| 九|大連 |携プロ | グ|ラ|ムという名の九 |州大| 学 フ|リーp... ゲフンゲフンがあって迷いましたが目の光がない高専教員になりそうという天啓を受けやめました。

 

筑波大学を選んだのは物理と化学を受けなくていいというのと情報の過去問がパッと見でいけそうな気がしたのと弊学のOBが多く情報が充実しているのと関東に出たいという若者指向のアレなどからです。

 

怠惰の塊なのでまだ働きたくない思いもありました。

 

動機が不純です。ごめんなさい。

勉強に使った参考書

ここに紹介する多くは図書館にあると思われます。

・聖文新社 編入数学徹底研究

言わずと知れた名著ですね。かなり難しいです。
編入志望の人なら誰でもこれやっとけって言われると思います。

例題→演習の流れで進めていって章末問題(実際に出題された難問)に立ち向かっていく形式ですが、初見だと章末問題に手も足も出ないと思います。

何度も解いて考えて慣れましょう。人に聞くのも大事です。

筑波を目指すなら章末問題も解けるようになっておく必要があると思います。

 

これ、高校数学はあまり丁寧に扱われていなくて、高校数学から編入対策がしたいという方は編入数学入門という同じシリーズの本があります。僕は使っていないのでわかりませんが一応読んでみるといいかもしれません。

 

編入数学徹底研究の線形代数分野と微積分野をさらにピックアップした同じシリーズの本もあります。これも使っていないのでわかりませんが、一応知識の共有だけしておきます。

あとは過去問特訓という同じシリーズの過去問問題集もあるみたいです。これも(以下略

 

・大日本図書 大学編入のための数学問題集

これは問題集で、基本的には編入で出た問題の詰め合わせですが、問題100ページぐらいに対して解答がなんと200ページもあります!

丁寧でわかりやすくて解答の合間にコツや公式を載せてくれているのでとてもすきです。

他人にオススメするならこれです。

 

弊学の有名な数学教員が校閲に関わっているのもあって競プロ界隈で有名な蟻本になぞらえて弊学では[教員の名前]本と呼ばれていました。

高橋ユウコ大先生

https://www.youtube.com/channel/UCBLbJ8FUgtvgv6hKIoPXyaw

 

Youtubeで色々な編入試験の解説動画を出してくれている高専の先生?です。

控え目にいって神です。女神です。

初めて見た時分かりやすすぎてウロコと一緒に目が落ちました。

編入を志す人たちはぜひチャンネル登録して見まくりましょう!

 

・情報分野

自分が4年までプログラミング系の部活に所属していたのもあって過去問以外ほとんど勉強していません。

ここ数年でかなり傾向が変わっていると思います。(競プロから応用分野になったイメージ)

過去問を解いた感じ分野が多岐に渡りまくってて(一応前置きはありますが)、それらをCで実装するって感じなので、

 

アルゴリズム(計算量とか各種ソート、探索)

情報理論(エントロピーと確率今年でやがったカスカスカスカス)

離散数学(グラフとか)

論理回路(状態回路とか各回路の真偽値表とか)

 

なんかを押さえておくといいです。あとはCの仕様をちゃんと理解しておく必要があります。ビット演算とかポインタとか。

 

計算量は毎年聞かれてる気がします。プログラムをどう改善すれば早くなるかみたいなのもよく聞かれます。


この辺は理論というよりは実際に何度も動かして慣れるしかないと思うのでAtCoderなんかで慣れましょう。

 

とある方の体験記に問題のプログラムを書いてそれをいろいろいじって遊ぶというのがありましたがとてもいいと思います。多少意味がわからなくてもガチャガチャ動かしてたら段々わかってきたみたいな経験は本質の理解に繋がるためいいと思います(語彙力)

過去問

やりましょう。

弊学は学生課と学科で別で過去問を保管していたのでちゃんと探してみるといいです。

筑波は3年分の過去問をインターネットで公開しています。2年前から解答もつけてくれるようになってるので結構便利です。
早めに回収しないと新しい年の過去問が追加されて4年前の問題がdequeueされるので気をつけてください。

 

噂によると他大学のネット過去問はURLを[検閲済み]すると[検閲済み]らしいですが、筑波はそんなことなさそうでした。

 

編入試験まで

4年まで

4年の後期ぐらいからTOEICの勉強を始めました。

とりあえず金フレ覚えてAPEXの海外配信ニキの動画見まくってたら初TOEICで655取れてなんかやる気無くなってそっから2回受けて横ばいで680です。

普段やってるゲームとかの英語化は以外といいんじゃないかと思います。

春休み

春休みなんてありませんでした。

スロットとAPEX Legendsとゲーム漬けでした。ゴミです。

5年

5年生の4月あたりから徹底研究始めました。
5月末に専攻科落ちてからスイッチ入ってゲームを1日1時間にして友達にスクリーンタイムをかけてもらいました。かなりつらかったですが今思えば感謝しかないです。

6月ぐらいから大日本図書の問題集やり始めて受験直前には過去問解きまくってました。

 

試験直前

ANA株主優待券で前日入りしました。

お役立ち情報ですが、金券ショップなんかでANA株主優待券を買うと安くなる+時間の変更ができるようになるのでオススメです。距離と料金を考えて検討してみてください。

 

たまたまクラスメイトと同じホテル、同じ飛行機だったので(本当に偶然)前日は一緒に行動してましたが、飛行機に乗ってる間に安倍さんが銃撃されました。これで気が動転してしまって前日は勉強どころじゃなかったです。

何が起こるかわかりません。受験前日に詰め込もうなんて思わずにコツコツと勉強しておきましょう。

 

試験会場を下見に行ったら定員全部で20人なのに単願併願含めて受験者が227人もいました。11倍です。(定員より多めの30人を採ってくれたので結果としては7倍ちょいです。それでも高いけど。)

 

夕飯はクラスメイトと片道1時間ぐらい歩いてヴィラ・デ・エステというイタリアンのリストランテに行きました。

 

肉料理の牛のほほ肉がやわらかくてめちゃくちゃおいしかったです。

 

これはデザートのパフェです。手前のカボチャプリンはカボチャ本来の甘みが引き出されていて今までカボチャがそんなに好きではなかったのに大好きになりました。

今ならこのプリンを思い出しながら茹でカボチャが食えます。

 

いざ試験

授業では留年ギリギリの出席数でなんとか進級することに定評のある僕ですが、ちゃんと起きました。というか、2週間前から薬局で睡眠導入剤を買って強制的に自分の体を眠らせてました。えらい!

僕はメディア第一志望の併願だったので6個あるうちの5番目の教室だったと思います。

 

試験開始直前、試験監督の教授?たちが入ってきたんですがその中の一人がtrfのSAMに激似!(たぶん寄せてると思う)

サバイバルダンスと尿意が頭の中でループしながら受験するハメになりました。(たぶん一生忘れん)

 

試験問題ですが、1ページ目を開いた瞬間僕の今までの努力(授業をフル無視して取り組んできた重積分、中間テストを捨て去って得た偏微分、何度も頭を悩ませた極限)が音を立てて崩れ落ちました。報われない努力ってあるんだ。そう思いました。

 

たぶんネットに問題があがっていると思いますが大問1は相加平均、相乗平均の数列です。

上半分しかかけませんでしたが、高橋ユウコ先生の九大の数学科編入の解説動画を見てなかったら全滅でした。高橋ユウコ先生ありがとう...

数学が得意な後輩に聞いた感じ下はε-Nと区間縮小法というものを使うらしいです。知るか!

 

大問2は確率で遷移するモデルにまつわる行列(マルコフ過程)のようです。

弊学のカリキュラムが変わって5年生で情報理論を扱うようになって、その中間試験に同じような問題がちょうど出ていたらしいのですが、中間も授業も全て捨て去っていたので何も分かりませんでした。

とりあえず3問目までは逆行列とか求めるだけでよかったので書いて検算して下二つは適当に書きました。

1つ目は固有ベクトルを答えればよかったらしいのですが固有ベクトル求めてるのに深読みし過ぎてよくわからないことを書いてました。

2つ目は固有ベクトルの上を1に変形したやつを書きましたが、同級生曰くそれで合ってるっぽいです。やったね!

 

情報の大問1は文字列の圧縮でした。

マジで情報理論許さん。

情報理論をほぼ知らないのと同義だったので、前書きを読みながら丁寧丁寧丁寧に答えました。

半分ぐらい(記述のとこ)でクソ長プログラムの穴埋めフェーズに突入して無理そうだったので飛ばしました。

 

情報大問2はオイラー和だったらしいのですが、あまり問題の本質を問われなかった気がします。言われた通りのプログラムを書くだけ。完当です。

最初の1問目の変数縛りで少し悩んだぐらいです。それ以降はif文と二重ループで良かった気がします。

 

試験終了後に問題番号を解答用紙に書き忘れていたことが発覚、そのまま回収されて不安でしたが受かってたのでよかったです。(同じミスを専攻科でもやらかしてるので本当にボケです。救いようがない。)

 

試験終わり

試験終わって都会を観光してきました。

秋葉原で某漫画家さんの演説を見たり二郎ラーメンを食べたりしました。普段は修羅の国に住んでいるので本業はとんこつです。

二郎ラーメンはコピペとか見てて冗談だろwって感じで行ったらマジで殺伐としてたのでちゃんと作法を身につけてから入りましょう。

写真撮ってすぐに食べ始めましたギルティをお許しください。

 

試験終わって実家に帰ってキレて受験書類(受験票とか問題とか下書きとか)を全部捨てちゃいました。マジで何してるんだ。

合格発表

受験書類がなかったのでうろ覚えの受験番号でしたがありました。

不安で筑波大学にメールしたら受験番号を開示してもらえて合格が確定しました。

懸念してた倍率も7倍ちょいでした。(それでも高い)

おわり

高専卒業を目指して頑張ります。